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【任侠野郎】ネタバレ結末!あらすじ・登場人物(キャスト)徹底解説

投稿日:2018年11月9日 更新日:

俳優やタレント、ナレーターなど多様な面で活躍している蛭子能収さんが主演を務めている任侠映画、『任侠野郎』は2016年に公開されました。『任侠野郎』は、一昔前のヤクザ映画を思い出させてくれるような任侠映画です。シリアスな蛭子さんが活躍しているのは印象的でしたよね。

『任侠野郎』は、約60分という一般的な映画と比べて短い映画です。そのせいかストーリーの展開が早くて、人間関係がごちゃごちゃになってしまい、うまく把握できなかった方もいらっしゃるのではないでしょうか。

そんな映画『任侠野郎』をもう一度見てみたい!登場人物や人間関係、設定を復習したい!

そのような方のために、この記事では『任侠野郎』の登場人物や人間関係を解説します。

「任侠野郎」あらすじ

伝説の極道、柴田源治

「向かうところ敵なし」と言われ、界隈でその名を知らない者はいないほどの伝説のヤクザ、柴田源治。

昔の柴田は血気盛んな恐ろしい人物でしたが、現在ではおとなしく物腰の低い人物となりました。

柴田はある理由で刑務所に入っていたが、出所後はひっそりと街に戻り、ある思いを胸に1人でクレープ屋を営んでいます。

そんな柴田源治ですが、かつて世話になった古里組組長の夫人の葬儀でかつてのヤクザ仲間と接触。そして、再び柴田はヤクザの抗争に徐々に巻き込まれていきます。

古里組組長婦人の葬式

伝説の極道である柴田源治は、かつてお世話になった古里組の組長婦人、小里章子の葬儀に参加します。そこにはかつてのヤクザ仲間である三鷹の姿もありました。

婦人の葬儀の時に、柴田は昔の仲間である三鷹から衝撃的な事実を知らされます。その真実とは、古里組の親分である小里蔵三を殺したのは正岡組ではなく榊組の策略であるというものでした。

そして、柴田は葬儀後に正岡組の現在の組長である正岡時子と、その婚約者三田村と出会います。柴田はかつて古里組の親分を殺したのは正岡組だと思い、正岡組の組長であった正岡哲を幼い頃の時子の前で殺したという過去がありました。葬儀後、柴田は複雑な気持ちを抱きながら、その場を立ち去ります。

正岡組と榊組の抗争の始まり

現在、正岡組と榊組は街の温泉事業の利権絡みで敵対しています。
正岡組の組長である時子は未熟ながらも必死に榊組から正岡組の看板を守っていました。

時子に罪の意識を感じている柴田は、榊組に温泉事業から手を引いてくれと単身で頼みにいきます。しかし、柴田の願い虚しく正岡組に対する榊組の嫌がらせが始まります。

柴田は時子に自分の正体をバレないようにしながら正岡組を守ろうとしますが、その努力虚しく榊組の嫌がらせはエスカレートする一方でした。

榊組の嫌がらせ

榊組の数々の嫌がらせはエスカレートしていき、正岡組に対する住民の評判をどんどん落としていきました。さらには、正岡組が開催した餅つき大会の餅に画鋲が混入する事件が発生。しかも犯人は時子の婚約者である三田村でした。

嫌がらせのエスカレートは続き、ついには正岡組のメンバーが榊組に闇討ちをかけられるようになりました。

そして榊組に仲間を闇討ちされ、堪忍袋の緒が切れた正岡組の若頭武藤は、単身で榊組に殴り込みにでます。ですが武藤は榊組に返り討ちに合い、死亡。絶望した時子は温泉事業を諦めようとします。

かつての相棒との決闘と懺悔

榊組の嫌がらせから陰ながら守ろうとする柴田。
そんな柴田の存在を邪魔だと感じた榊組は、かつて古里組出身であり、柴田の兄弟分だった相棒である間(ハザマ)に柴田の殺害を命じらます。

そして間は夜に柴田を襲い、柴田を殺そうとしますが柴田には勝てませんでした。
柴田は間の命は奪わずに、静かにその場から立ちります。

その後、武藤が殺されたことで温泉事業を諦めようとする時子の様子を見た柴田は、自分が時子の父親を殺したことを告白。しかし、時子は笑顔で柴田を恨んでいないと語り、寂しげにその場を後にします。

襲撃からラストシーンへ

ついに柴田は榊組を襲撃する決意を固めます。そこにかつての柴田の相棒である間も登場。先の決闘ですでに死んだ命だと語る間は、柴田と共に榊組を襲撃します。

榊組の事務所を襲撃した柴田と間。さらには三鷹も救援に駆けつけてくれ、3人は事務所で暴れます。

乱闘の中、三鷹は柴田を銃弾からかばい死亡。間も奮闘虚しく命を散らしてしまいました。生き残った柴田は、榊組組長である榊辰巳の元にたどり着きます。柴田は有無を言わさず、最後まで潜んでた三田村と榊を殺します。

その後、温泉事業は無事に時子の元で運営されることになりました。最後に時子は温泉に子供の笑顔が見たいと、店頭にクレープ屋を設けることを希望して映画は幕を閉じます。

 

「任侠野郎」登場人物・キャスト一覧

古里組

かつて関東一の勢力を誇っていたヤクザの組。現在はある事件をきっかけに事実上の解散となっており、かつての組員たちはそれぞれの気質になるなどしています。柴田、間がかつて属していた組です。

柴田源治(蛭子能収)

元古里組若頭であり、界隈ではその名を知らぬほど恐れられた伝説のヤクザ。10代の頃では孤独な不良少年であったが、榊組とトラブルの際に古里組組長である小里蔵三と妻の小里章子に気に入られて古里組に加入しました。

古里組加入後、榊組の策略に嵌り正岡組組長の正岡哲を殺害。その後は刑務所に入り、罪を償った後に移動販売のクレープ屋を営みます。

現代では大人しくて人当たりのよい性格だが、昔は血気盛んで誰もが恐れるヤクザでした。過去の柴田役には、大悟(千鳥)が演じています。

三鷹(中尾明慶)

元古里組の組員。

古里組解散後は定職にはついておらず、尊敬している柴田のクレープ屋を眺めていたり、風俗嬢であるカオリの元に入り浸っています。

カオリの元に入り浸っているのは、カオリに惚れ込んでいるからであり、その想いは最終的にカオリに求婚を申し込むほど。

カオリが三田村のスパイであることは知らずに、三鷹はカオリを愛し続けます。
最期は柴田と間と共に榊組を襲撃し、銃弾から柴田を庇い死亡。最期はカオリの写真を持ちながら息絶えました。

小里蔵三(山田明郷)

かつての古里組の組長。榊組の組員と揉めていた柴田を引き取った人物です。

正岡組に殺されたと言われていたが、実際には柴田が古里組に加入してしばらくたった後に、古里組の傘下組織である榊組に裏切られて殺害されました。どのように殺害されたのかは作中では明らかにされていません。蔵三の死亡後、古里組が解散となってしまいます。

器が大きく、面倒見が良い性格であり多くの組員に慕われていました。

小里章子(橘ゆかり)

かつての古里組の組長夫人。組長の小里蔵三の妻です。
小里蔵三が殺害され、古里組が解散した後は普通の一般人として静かに暮らしていました。

作中では冒頭でなくなっており、冒頭の葬式は小里章子の葬儀です。

どのように死亡したのかは作中では明らかにされていませんが、組員の様子を見ると、夫と同じく厚い信頼を得ていたと思われます。

正岡組

かつて古里組と敵対しており、古里組とライバル関係にあったヤクザ組織。現在、古里組とは平和協定を結んでおり、停戦状態が保たれています。かつての力は失っており、地元の温泉事業でなんとか食いつないでいる状態です。

正岡時子 (トリンドル玲奈)

正岡組の組長が柴田に殺された後に、組長を務めている女性。正岡組組長の実の娘です。柴田とは父親である正岡哲が殺された時に出会っていました。

柴田は時子に自分の正体を隠しながら接していましたが、時子は柴田は自分の父親を殺したことを知っています。しかし、柴田のことは恨んでいません。

作中では武藤を始めとする正岡組の組員たちと共に榊組から看板を守ろうと奮闘します。ちなみに婚約者である三田村の正体については気がついていません。

三田村俊樹(柳楽優弥)

時子の婚約者である人物。時子のことをいつも気遣っており、柴田のことを嫌っています。実はその正体は榊組のスパイであるだけでなく、最終的には正岡組も榊組をどちらも潰そうと目論んでいました。

三鷹が惚れ込んでいるカオリをスパイとして使い、柴田の行動を把握しています。さらには榊組とも組んでいることから、正岡組の嫌がらせへ対策は全て榊組に筒抜けでした。

最期は榊組の事務所に乗り込んできた柴田を待ち伏せして銃で殺そうとしましたが、柴田に見切られて斬殺されます。

武藤(橘ケンチ[EXILE])

正岡組の若頭を務める人物。若くして組長を務めることになった時子を命がけで手助けしてくれます。

誠実で義理に厚い人物であり、商店街の住民とのいざこざでは体を張って謝罪したりなど、周りからも信頼されている若頭です。

最期は榊組のエスカレートする嫌がらせと闇討ちに耐えきれなくなり、覚悟を決めて榊組の事務所に単独で襲撃しますが、返り討ちに合います。

死に際に襲撃は自分が勝手にやったことだと言い、最期まで時子と正岡組のことを思って亡くなりました。

榊組

古里組の傘下にあるヤクザ組織であり、組員は武闘派揃いです。かつては古里組と正岡組の共倒れを狙い、古里組組長を殺害。現代では商工会会長の計らいで正岡組が得た、温泉事業の利権を狙って暗躍します。

榊辰巳(佐藤二朗)

榊組の組長を務めている人物。左目に眼帯を常につけており、変わった口調でよく喋ることが特徴的です。

一見、物腰が低い男に見えなくもないですが、実際には常にヤクザ社会で出世の機会を虎視眈々と狙っています。性格は非情で、裏切りや汚い手を平気で使ってくるわかりやすい悪党です。

作中では、正岡組の温泉事業の利権を狙い、あの手この手の嫌がらせを執拗に正岡組に仕向けます。この映画のラスボスとも呼べる人物です。

牛島(やべきょうすけ)

榊組の構成員の1人。榊組の中ではそれなりに中心の人物であり、作中での登場回数も多いです。常に扇子を持ち歩いているのが特徴。

辰巳が外出している時に留守を預かっていることから、辰巳からの信頼は低くはないかと思われます。

作中では目立った活躍こそはしてないが、辰巳の右腕的な役割です。最期は事務所に襲撃してきた柴田達に問答無用で殺されてしまいます。

間(大谷亮介)

元古里組の組員であり、かつての柴田の兄弟分であり柴田の相棒と呼ばれた人物。
古里組の解散後、食い扶持をなくした狭間は一宿一飯の恩義から榊組に属するようになりました。

元々の義理堅く仁義に忠実な性格から、中々榊組から足を洗えませんでした。しかし、柴田との決闘で敗北した間は、柴田から受け取った資金で榊組への一宿一飯の恩義も返し、柴田と三鷹と共に榊組を襲撃することになります。

榊組への襲撃時は、銃で乗り込み三鷹の殺された後に、複数の榊組の組員に切られて無言で死亡しました。

その他

商工会会長(安田顕)

温泉事業を正岡組に譲った人物。過去に正岡組から恩義を受けており、今回の温泉事業の利権譲渡にはそのことが理由で正岡組に利権を譲りました。

榊組に問い詰められても淡々と冷静に喋るだけでなく、見積書をはたき落としていることから、非情に肝の座った性格だと思われます。

カオリ(橋本マナミ)

三鷹が惚れている風俗嬢。

三鷹とは仲良くしているようにみえるが、実際は三田村のスパイであり、三鷹が喋る柴田の情報をそのまま三田村に流していました。

根っからの悪人というわけでなく、三鷹から貰った安いドレスを嬉しそうに手に取ったり、三鷹を哀れんでいる様子もあります。作中のラストシーンなどには登場せず、彼女がどうなったかも明かされることはありませんでした。

榊の愛人(北原里英)

榊辰巳の隣に常にいる愛人。

他の組員とは違って自由に榊組の中で動き回ります。とは言っても、いつも甘えた口調で辰巳とイチャイチャしていることがほとんどです。

作中の最後に、襲撃してきた柴田と間の騒ぎを聞きつけ、警戒する様子もなく見に行ったら、間にすぐに撃たれて死亡しました。

「任侠野郎」ネタバレ結末まとめ

  • 『任侠野郎』は蛭子能収さんが主演を務める、懐かしさこみ上げる任侠映画
  • 引退した伝説のヤクザが過去の後悔から、再び抗争に巻き込まれていくストーリー
  • いつも見る蛭子さんとは違った、シリアスな蛭子さんの怪演技が光る

『任侠野郎』はすでに引退したヤクザが、過去の後悔から除々に抗争に巻き込まれていく任侠映画であり、主人公の柴田が過去に蹴りをつける話です。

ストーリーの序盤は、伝説のヤクザ柴田はクレープ屋を営んでいて暴れたりはしません。榊組の嫌がらせから正岡組を守るためだけに影で動いていますが、後半になるにつれ、間との決闘からラストの襲撃までアクションが増えていきます。

最初は大人しくしていた柴田ですが、時子が榊組に潰されそうなところを見て、柴田は時子の実の父親を殺した後悔から、時子を守るために再び刀を握るところの柴田には注目です。

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